住宅ローンの事前審査が重要なことは、住宅の購入をお考えの方は既にご存じのことかと思いますが、では物件の内見と事前審査はどちらが先にしたほうが良いのでしょうか?
買う物件が決まってもいないのに事前審査なんかできないでしょ!と思っている方もいるかもしれませんが、物件がまだはっきりと決まっていない段階でも実は事前審査をかけることはできます。
例えば8,000万円くらいのご予算のイメージの方でしたら、それに近い条件の物件を仮の購入物件として選んで審査をすることもできます。
事前審査をしておけば大体の借入可能額が見えてきますし、金利優遇の条件もわかりますので、月々のローンの返済額がイメージできます。
実際に買う物件が決まりましたら、その物件で再審査をすることにはなりますが、仮の物件で承認になった金額までであれば、よほど担保評価的に劣る物件でなければ、前回と同じ条件で承認される可能性が高いです。
ただし、前回よりも借入希望額が大幅に増えるケースですと、場合によっては減額回答や否認されてしまう場合もありますので、実際に借りるつもりの金額よりも少し多めに審査をしておくのも良いでしょう。承認になった金額よりも減額して再審査する場合は、当然ですが、審査は通りやすくなります。
事前審査はできましたら物件探しの前に行っていただくのが一番無駄なく安心して家探しに集中できると思います。
事前審査が通っていれば、いざ気に入った物件が見つかって買付証明書(購入申込書)を出したときに、他の購入希望者と申し込みが重なった場合には必ず有利に働きます。
逆に言えば、いくら気に入って買付を出したとしても、事前審査を一度もやっていない場合は、売主様からすると不安要素が多い買主様として見られてしまうので、既に事前審査が通っている他の購入希望者が後から現れた場合に、そちらに負けてしまうことも十分考えられます。
買付を出す行為を、買主様から売主様に交際を申し込む恋愛関係に例えたこちらの動画で、
事前審査について楽しく予備知識をつけておきましょう。